「ノーマスク学校生活宣言」勝利の方程式<4>

保育園はノーマスク!呉市が全市立園に通知!私立も同様

保育園では、ノーマスクの園やマスクを求める園とばらばらになっています。呉市では私立ではノーマスクが多く、市立では全園が2歳以上園児にはマスク着用を要請していました。

ところが、令和3年4月23日付け厚労省子ども家庭局保育課長からの通知「保育所等における新型コロナウイルスへの対応にかかるQ&A(第十報)」には、下記の如く記述されています。

  1. 子どもについてはマスク着用は求めていない。
  2. 特に2歳未満は推奨できない。
  3. 2歳以上についても原則マスクを外すようにする。
  4. WHOは5歳以下の子どもへのマスク着用は不要と言っている。

そこで私は市立保育所が、2歳以上の園児に対し原則マスク着用を求めている実態は、厚労省の通知に違反しているため、即刻各施設長に指導するべきと、去る7月19日に呉市に進言していました。

それを受け子育て施設課は、本日7月21日に保育施設長会議を招集し、原則ノーマスクを徹底する通知を出し、説明したところです。

呉市では、これまでは「感染症対策より熱中症対策を優先し、マスクを外してもよい」としていました。これに対し私が、「これでは原則マスク着用と言っているのと同じだ。厚労省通知は原則ノーマスクと書いている」と誤った解釈を是正し、方針の転換を迫ったのでした。

私立保育園は、ほぼノーマスクだと推察されますが、それでも保護者から相談があり、マスク着用原則を貫いている施設があれば、「その都度、子育て施設課が是正指導する」との確約も取り付けました。

ということで、呉市内の認定こども園や幼稚園を除く全保育園においては、公私立を問わず全てノーマスクが実現します。

同様の悩みや疑問をお持ちの保護者にとっては朗報です。これを最寄りの市町の担当部署に持参し、方針転換を迫って下さい。

尚、一般社団法人・全国保育園保健師・看護師連絡会は、「保育現場のための新型コロナウイルス感染症対応ガイドブック(第3版)」を今年6月に発出しています。これには、2歳以上の園児に対し、マスク着用を推奨しており、現場の混乱要因となっています。

これはマスク着用原則を謳っており、厚労省のノーマスク原則と明らかにスタンスが異なります。ある意味で、同法人のガイドブックは厚労省通知に違反すると言っても過言ではないでしょう。これがあるから、ノーマスクを指導できない自治体があると伺っており、正に職務放棄、本末転倒の何物でもありません。

呉市は遅ればせながら、私の指摘と要請を受け、保育園は原則ノーマスクを宣言した格好です。当然のことです。全国でまだ宣言されていない自治体がありましたら、是非追随して欲しいと願うものです。それには保護者が厚労省通知を根拠に強く訴えて下さい。